投資初心者だった私が200万円で「−40%」を経験して学んだ、3つの失敗と回避思考

投資を始めたばかりの頃、私は「なんとなく目の前にあった会社」を200万円分買いました。

結果は、−40%。損失は約80万円

生活費ではありません。ボーナスでした。
NISAで投資信託の積立を始めて、たった1ヶ月で+10%になっていた頃の話です。

「お金って、増えるんだ。」

その感動が、私を少しだけ麻痺させました。

今回は、そんな私が実際にやらかした「投資初心者が最初にやりがちな失敗」と、そこから学んだ回避思考をまとめます。
教科書みたいな話ではなく、あくまで私の場合はこうだった、という記録です。


投資初心者が最初にやりがちな3つの失敗

失敗①:成功体験で麻痺する(増える体験が早すぎる)

最初に買ったのは、S&P500の投資信託。理由はシンプルで、「SNSでみんなが勧めていたから」。
深く考えたわけではありません。

でも、1ヶ月で+10%。
少額で買った個別株もいくつか上がりました。

そこで私は思いました。

「考えなくても増えるじゃん。」

今振り返ると、これが一番危ない瞬間でした。

初心者の失敗は、知識不足というより、“増える体験が早すぎること”だと思っています。

投資がギャンブルに近づく瞬間は、
“増えた理由”を考えなかったときだと思う。

当たればラッキー。外れたら残念。
その感覚が、静かに染み込んでいきました。


失敗②:シナリオを持たずに大きく買う(身近さ=安全だと思い込む)

小さな成功体験のあと、私はボーナスで約200万円を1銘柄に入れました。

その会社は、有名な国内メーカー。
たまたま本社が目の前にあり、身近な存在でした。

「大企業だし、安泰だろう。」

事前に事業構造を調べたわけでもなく、
中国依存度が高いことも深く考えていませんでした。

私は「調べなかった」のではありません。
調べる必要があると思っていなかった。

知っている企業と、理解している企業は違う。

買った理由が曖昧だと、売る理由も曖昧になります。

株価はすぐに下落。気づけば−40%。
それでも私は、

「そのうち戻るだろう」

と、見ないふりを続けました。

※この「−40%で損切りした体験談」は別記事で詳しく書いています。
−40%損切り(損失80万円)のリアル


失敗③:含み損を“祈り”に変える(前提の確認を先延ばしにする)

マイナスは、できれば確定したくない。
売却ボタンを押せば、「80万円失った私」が確定してしまう。

だから私は、3ヶ月ほど持ち続けました。

でもある時、考えました。

これは一時的な価格変動なのか。
それとも、前提が変わったのか。

中国経済の減速。地政学リスク。サプライチェーンの再編。
それは株価の問題ではなく、企業の成長シナリオの問題でした。

私は昼休みに売却しました。

悔しさよりも、スッキリした感覚のほうが強かったのを覚えています。
祈るのをやめた瞬間でした。


私が今、守っている3つの回避思考

あの失敗のあと、私は投資との距離を変えました。
結論から言うと、私はあの失敗から学んだ教訓を、以下のように整理してルール化しました。

投資初心者がやりがちな失敗今の私が持つ「回避思考」
① 成功体験で麻痺する利益は「棚からぼたもち」
② シナリオなしで大きく買う「知る」と「理解」を分ける
③ 含み損を「祈り」に変える前提が崩れたら淡々と修正

① 利益は「棚からぼたもち」

S&P500やオルカンは、ここ数年で大きく伸びています。
でもそれは、私が上手いからではありません。

世界全体が成長しているから。

利益は、自分の才能ではなく、
時間と経済の成長のおかげだと思っています。

だから、ラッキーくらいでちょうどいい。

② マイナスは基本スルー(投資に時間を使いすぎない)

日々の値動きは、なるべく見ない。
設定した投資額は「なかったもの」として扱う。
生活口座とは分ける。

毎月ニュースで揺れない。
投資に時間を使いすぎない。

私の仕事は、相場を見ることではありません。

▶ 私が投資を始めた理由(めんどくさがり目線):めんどくさがりの私が、投資を始めた理由

③ 前提が変わったら修正する(淡々と損切りする)

ただし、ひとつだけ例外があります。

企業の前提が崩れたとき。

  • 事業構造が変わった
  • 競争優位が消えた
  • 成長シナリオが崩れた

そのときは、淡々と売る。
感情ではなく、構造で判断する。

▶ 「前提が変わった」と感じてSaaS株を手放した話:SaaS株を売却した理由|AI時代の投資判断と構造変化


投資は、世界が終わらないと信じる行為

物価は上がっています。正直、生活は楽ではありません。

でも最近、少し考え方が変わりました。

物価高は生活を圧迫しますが、視点を変えれば「世界ではそれだけ消費が活発で、経済が動いている」という証拠でもあります。

地球規模で見れば、経済はまだ拡大している。
物価高に困ってるけど、今は、むしろ物価が上がっても世界で消費が進むくらいには地球規模で見れば成長しているんだなって思って、投資信託をやり続けられています。

投資は未来を当てるゲームではありません。

世界が終わらないと信じて、時間を味方につける行為。

初心者だった頃の私は、「増えること」に興奮していました。
今は、「続けられること」のほうが大事だと思っています。


じゃあ、初心者は何から始めるべきか?

ここまで読んで、
「で、結局どう始めればいいの?」と思った人もいるかもしれません。

次の記事では、投資初心者がまずやるべきステップを、できるだけシンプルにまとめます。
失敗しないための“入口設計”です。

▶ 次の記事:投資初心者は何から始める?最初の3ステップ


※本記事は個人の経験と主観に基づく投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

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