「投資って、毎日画面を見て分析しなきゃいけないんですよね?」
以前、個別株で80万円を失ったときの私なら「YES」と答えていたでしょう。
(※個別株で−40%を経験した話はこちら → “いつか戻る”は投資じゃなく祈りだった)
でも、今の私はこう答えます。
「いいえ。むしろ、忘れていたほうが結果は出るみたいです。」
今日は、3年前に旧NISAで始めた「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が、気づけば評価益+80%になっていた、という話をします。
といっても、自慢したいわけではありません。
私がやったのは、分析でも相場予測でもなく、ただの「仕組みづくり」だったからです。
旧NISAで3年。eMAXIS Slim S&P500が+80%になった
2026年2月24日時点で、私の口座ではS&P500とオルカン(全世界株式)の評価益が+80%を超えています。
※実現益ではなく、あくまで評価額ベースです。
この3年間で私がやったことは、とてもシンプルです。
- 積立設定を維持する
- 年に1〜2回、ボーナスなどで100万円ほどを追加する
- 生活口座と投資口座を完全に分ける
毎月の積立額については、こちらで具体的に公開しています。
→ 独身30代の新NISA積立額公開|月142,000円の内訳
株のために時間を使わない、と決めた
もちろん、経済ニュースをまったく見ていないわけではありません。
仕事上、情報に触れることもありますし、投資を始めるときには自分なりに調べました。
ただ、株や投資のために毎日ニュースを追い続ける、という時間の使い方が私には合いませんでした。
相場を読むよりも、仕事に集中するほうが楽しい。
美容の情報を調べるほうが楽しい。
だから私は、「考えない」のではなく、考えるタイミングを限定することにしました。
投資初心者だった頃の迷いについては、こちらで書いています。
→ 投資初心者は何から始める?未経験から月3万円で始めた話
円安論争も暴落も、日々の価格では動かない
この3年間、「円安だから米国株はやめたほうがいい」「暴落が来る」といった声は何度もありました。
少しは気になります。
でも私は、価格では動かないと決めています。
価格が動いたことと、前提が崩れたことは違う。
その区別を持てるようになったのは、一度大きな失敗を経験したからです。
→ 投資初心者が最初にやりがちな3つの失敗
利益が+60%からほぼゼロに戻ったとき
一時は+60%まで伸びた評価益が、数ヶ月でほぼゼロ近くまで削られたこともあります。
そのときに私がしたのは、売却でも分析でもなく、アプリを閉じることでした。
毎日 → 3日に1回 → 月1回。
そして何より大事だったのは、生活が揺れない構造を先に作っていたこと。
投資口座と生活口座を分け、投資に回したお金は最初から「ないもの」として扱う。
家賃も、美容代も、日々の暮らしも、投資とは切り離す。
この考え方の原点は、資産公開記事でも触れています。
→ 資産1200万円公開|独身30代女性のリアルな内訳
オルカンとS&P500を両方持つ理由
「オルカンとS&P500を両方持つのは意味がない」と言われることがあります。
確かに、オルカンの多くはアメリカ株です。
でも私は、効率だけで選んでいません。
アメリカ一本は少し不安。
でも、アメリカはこれからも成長しそうだと思っている。
そして、世界全体も長期では拡大してきた。
だから私は、
- アメリカの成長に乗る
- 同時に世界全体にも分散する
という、自分が納得できる形を選びました。
シナリオは未来を当てるためではなく、自分がブレないための前提です。
−40%を経験して、ようやく持てた前提
私は一度、個別株で−40%を経験しています。
価格が戻ることを祈り続け、前提が崩れているのに動けなかった。
あの経験があったからこそ、
「価格が動いた」ことと「前提が崩れた」ことは違う、と理解できました。
それでも、また下がる日は来る
来年、−30%の暴落が来るかもしれません。
でもそのときも、やることは同じです。
前提が変わっていなければ、何もしない。
前提が崩れれば、静かに修正する。
投資は、未来を当てるゲームではありません。
参加し続けられる構造を作ること。
考えてないのに+80%だった理由は、最初にだけ前提を決め、価格では動かない仕組みにしたからです。
▶ 次回:生活設計としてのインデックス投資
今回の記事は「結果」の話でした。
でも本当に大事なのは、どうやって投資を生活に組み込むか。
- なぜ投資資金を“ないもの”として扱うのか
- なぜ年1〜2回まとめて入金するのか
- なぜ生活口座と完全分離するのか
次回は、「生活設計としてのインデックス投資」というテーマで、より具体的な設計図を書いていきます。
投資を“資産運用”ではなく“生活設計”として捉えたい人に向けた話です。
※本記事は個人の体験に基づく内容であり、特定の金融商品や証券会社の利用を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。


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