はじめに
20代の頃、私はずっと言っていました。
「専業主婦になりたい」
今振り返ると、それは子どもが「お花屋さんになりたい」と言うのと同じ種類の言葉だったと思います。
現実の構造を知らないまま、
“なんとなく安心そう”というイメージに憧れていただけでした。
いま私は、独身30代。
手取り45〜50万円。
社会人5年目で年収1000万円を超え、そこから一度も下回ったことはありません。
もちろん、年収1000万円という数字は、平均と比べれば十分に恵まれている部類だと思います。
それは自覚しています。
それでも、到達して初めて分かったことがありました。
年収1000万円は、安心の完成形ではなかった
小学生の頃、父に言いました。
「タワマンに住みたいな〜」
父は笑ってこう言いました。
「年収1000万稼ぐか、稼げる男と結婚しないとだな!」
あの頃の1000万円は“夢の数字”でした。
社会人5年目でその数字に届いたとき、正直うれしかった。
「やっとあのラインに到達した」そんな気持ちもありました。
でも、生活が劇的に変わったかというと、そうでもない。
いまは都内で犬と暮らし、
家賃も税金も自分で払いながら、投資を続けている。
生活に困っているわけではない。
でも、「安心して止まれる感覚」はなかった。
物価は上がり、億ションは2億、3億の世界。
1000万はゴールではなく、通過点だった。
だからこそ私は、20代でいくつかの思考を手放しました。
思考①:誰かに養われれば安心、という幻想
専業主婦になりたいと言っていた頃の私は、
- 結婚=安定
- 稼げる人と一緒なら安心
- 自分はそこまで頑張らなくていい
と本気で思っていました。
でも30代になり、投資を始めてから考え方が変わりました。
仮にお金持ちの人と一緒になったとしても、
その人のお金は余剰金として捉える。
それは遊びのお金ではあっても、生活のお金ではない。
生活は、自分で整えられるようにする。
依存するのではなく、選択できる側でいる。
そのために、私は稼ぐ力を伸ばそうと考えるようになりました。
思考②:成長したい、という自分本位な視点
20代の私は、
「成長できるフィールドはどこか?」という気持ちが強かった。
自分が伸びる環境を探していた。
でも30代になって、優先順位が変わりました。
自分は、この会社や組織にどんな価値を発揮できるのか?
まずそこを考えるようになった。
そのうえで、成長できる環境であることは大事。
でもそれは、自分本位な条件でもあると気づいた。
価値発揮をベースに仕事を捉えるようになってから、
- 今の年収に見合う自分なのか?
- 足りないなら、何を補強すればいいのか?
と考えるようになりました。
成長したい、ではなく、
価値を出せているか。
視点が内向きから、構造へと変わりました。
思考③:外側の数字だけを追いかけること
年収1000万円という数字の現実を知ってから、
私は外側だけを追いかけることをやめました。
いくら稼ぐか。
どこに住むか。
何を持つか。
それも大事。
でも同時に考えるようになったのは、
どうやって生活をデザインするのか。
いまの現実と向き合い、
自分をどう満たしていくのか。
外だけではなく、内にも目を向ける。
数字を追うだけでは、安心は生まれない。
だからこそ、私は稼ぐことと同時に、
自分の満足度を設計することも大事にするようになりました。
まとめ:専業主婦になりたかった女の現在地
20代の私は、専業主婦になりたかった。
いま私は、独身で、稼ぎ続ける側にいる。
誇れる数字かもしれない。
でも安心ではない。
だから私は、
「いくら稼いでいるか」ではなく
「稼ぎ続けられるか」を見る。
それが、いまの私の資産設計です。


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